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誰かの言葉に心が潰されそうな時、どうすればいい?
こんにちは。代表の中村です。
今回は、いつも前向きなブログとは少し違う内容です。
先日私は、「言葉が狂気になる瞬間」を体験しました。
どんな言葉も、時には鋭い刃になる。
言葉に追い詰められた私の体験を綴っています。
よかったら、読んでみてくださいね。
言葉が、時に人を追い詰めるという現実
「私は四柱推命では「鋼のようなメンタル」と言われるほど(笑)、家族や友人からも「ちょっとやそっとじゃ凹まない人」として認定されています。
けれど、そんな私でも、今回“病む”ほどの衝撃を受ける出来事がありました。
相手は仕事のパートナー。私は今、チームで動いていて、メンバーを守り、お客様を守ることが何よりも大切。だからこそ、チャットでの言葉の選び方には特に神経を使っています。
「言葉」は、時に人を深く傷つけます。
「死ね」「いじめ」「デブ」「仲間はずれ」など、はっきりした攻撃的な言葉だけでなく、伝える“場所”や“タイミング”、そして“リマインドの仕方”次第で、まるで狂気のような力を持ち、人を追い詰めてしまうことがあるのです。
それは、私が半世紀生きてきて初めて体感した、本当に怖い現実でした。
電話対応はタブーな社会へ
当の本人は「IT業界では普通のことだ」と言い張り、感情的にグループチャットで矢継ぎ早に言葉を投げてきました。
私は今まで、感情的になるからこそ、“会って話す”とか、“電話で言葉を交わす”ことが必要なんじゃないかと思ってきました。
しかし電話対応タブーな理由は【相手の仕事を止めるから。あなたの仕事が一段落したら、返事してください。】
と言われると、確かに一理ありますよね。
きっとその人も――
自分自身の「弱さ」や「不安」から、攻撃という形で表現してしまったかもしれません。 だからこそ、今も私はその方の力を信じ、必要としています。
助けてくれたのは、体の声に気づかせてくれた人
そんな出来事の数日後、いつも体のメンテナンスでお世話になっている
Reeshaのリサさんに会いました。
施術中、半分愚痴のように今回のことを話すと、
リサさんは静かにこう言ってくれました。
「それ、きっと体がしんどいからだよね。
のりさん、もっと疲れてたら本当に危なかったよ。
でもね、きっと相手も、もっと体がしんどかったんだと思う。」
その言葉に、私ははっとしました。
私はずっと「何が原因で、どう対処すべきか」と頭で考えていました。
でも、その前に大事なことがあった。ただ、体がつらい。心がしんどい。
それだけで、人は攻撃的にも無力にもなってしまうものだと気づきました。
そう思った瞬間、不思議と相手のことを「責める」気持ちがすーっと消えました。
もしかしたら、私よりももっと体調が悪かったのかもしれない。
だから、自分を守るために、あの言葉を発したのかもしれない。
そう思えると、相手に対しての沸々とした思いが少し楽になりました。
だからこそ、「つらい」と言える場所と、自分の軸を持つこと
そして何より――
つらいときに、「つらい」と言える場所があること。
その存在が、命を救うこともあるのです。
「そんなことで悩まないで」なんて、絶対に言わないでほしい。
言葉の受け取り方は、人それぞれです。
“普通”のつもりで放った言葉が、相手の心を追い詰めることもある。
今回私は、家族とスタッフに本当に救われました。
夫や娘にも正直に話しました。客観的に人をみている我が家では賛否両論の意見もあり。ただ、話を聞いてもらえるだけで本当に救われます。
こんな時代だからこそ――自分の軸を持つことの大切さ
そしてもうひとつ、こんな時代だからこそ改めて伝えたいのです。
自分がどうしたいのか、どう生きたいのか。
その軸を、しっかりと持っていてほしい。
誰かに押しつぶされそうな時でも、誰かの言葉に振り回されそうな時でも、たくさんの情報や環境に翻弄されることがあったとしても――。
最後には、自分の心と体の声に立ち戻れる。
「私はどうしたいのか」を問いかけ続けることで、
一時的に流されてしまうことがあっても、また前を向いて歩いていける。
そんな自分の軸があれば、きっとどんな時でもまた戻ってこられる。
それが何より自分を守る強さなのだと思います。
【追伸】あれから数週間経ち、心もやっと通常のメンタルに戻ってきました。体にのしかかってくるダメージは、すぐには改善しないものですね。
あれから、私自身思うことが色々とありました。経験値で物事を語ってきた、おばさんの私世代。世代交代のタイミングがやってきていると。次回のブログはその辺りをお伝えしたいと思っております。