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“もう一度頼みたい”と言わせる。これが、私たちの仕事力です。
こんにちは。代表の中村です。
今日は、チームで頑張ってくれたYさんが育休に入ることになり、その節目に、お客様から温かいメッセージをいただきました。
チームとして、こんなに嬉しいことはありません。
育休に入る彼女が受け取った、お客様からの温かいメッセージ
「動画制作では大変お世話になり、ありがとうございました。お体に気をつけて、充実した育休をお過ごしください。復帰されましたら、またぜひお願いできればと思っています。」
(兵庫県A社 代表取締役様)
「ぴったりのコメントと動画の作成をありがとうございました。産休が明けましたら、ぜひまたご担当いただけたら嬉しいです。楽しい産休期間をお過ごしください。そしてどうぞお体ご自愛くださいませ。」
(東京都B社 広報担当者様)
このようなメッセージをいただいたことは、彼女自身の誠実な姿勢と努力のたまものです。
ですが、それだけではないと思っています。
なぜなら、
彼女は一度も、お客様と対面したことがありません。
オンラインMTGも、電話もしていません。
唯一のやりとりは、「チャット」だけ。
それでも「またお願いしたい」と言っていただけるのは、
彼女個人の力と、チーム全体で育んできた信頼の積み重ねがあるからこそです。
振り返れば、30歳目前の再挑戦
もともとは一般事務職。
学生時代に一度あきらめた「動画制作」への道に、30歳を前に、もう一度チャレンジしたいと決意してくれました。
初めは右も左もわからない中で、何度も修正を繰り返し、小さな業務からコツコツと積み重ねてきました。
正直、楽しい案件ばかりではなかったはずです。
けれど、どんな仕事も「経験になるから」と前向きに引き受け、地道に信頼を積み上げてきたのです。
そして、チームの力が後押しをした
私たちのチームは、決して「個」で戦う場所ではありません。
共に悩み、共に成長する「チーム」です。
彼女も、そんなチームの中で、人間力を磨きながら成長を遂げていきました。
もともと持っていた事務対応のスキルも活かし、やがては窓口対応や制作指導、ディレクションまで任されるほどに。
一つひとつの仕事を「当たり前のように丁寧に」やり遂げる。
その姿勢が、お客様の信頼につながっていったのだと思います。
働き方も、人生も自分で選べることが幸せ
妊娠初期には、「出産後も子どもが寝ている間に、少し仕事ができるかも」と話していた彼女。
でも、時が経つにつれて少しずつ変わってきたようです。
「保育園には預けず、幼稚園までは一緒に過ごしたいかも」
そんな母としての想いも芽生えてきたと話してくれました。それを聞いて、私たちはただ一つ思いました。
「どんな働き方も、どんな選択も、本人が納得していればそれでいい」と。
彼女の復帰は数年先かもしれません。
Web業界は変化の早い世界です。
少しずつでも社会とつながっていられるように、彼女は可能な範囲で仕事を続けてくれる予定です。
「戻ってこられる場所」があるという安心感と、
「また一緒に働きたい」と思える関係性があるからこそできることです。
対面も通話もなし。それでも信頼は築ける
彼女の育休前に届いた言葉は、
私たちのチームの取り組みへの「評価」だと感じています。
直接会ったことも、声を聞いたこともない。
それでも、誠実な仕事を通して信頼は築けます。
在宅ワークでも、顔が見えなくても、
「またお願いしたい」と言っていただける関係性は、作れるのです。
今後も、誰かの挑戦を応援し、どんな人生の選択も尊重できる、そんなチームであり続けたいと思います。
そして、どんなに小さな一歩でも、一緒に踏み出せる仲間がいることの大切さを、これからも伝えていきます。