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2025-02-24 18:12:00

子育てと仕事の両立は、本当に大変なのです!

こんにちは。代表の中村です。
あっという間に2025年も2月後半ですね。

今日は、子育てと仕事の両立について、特に正社員として働く方々が、どれほどの奮闘と努力をしているのかをお話ししたいと思います。


そして、子育てを優先し、家庭に寄り添う生き方を選んだお母さん方へのエールも届けたいと思います。



正社員・公務員として働くお母さん、お父さんの現実

正社員や公務員として働く方々の、家庭と子育ての両立は、想像以上に大変なものです。
「仕事があるから当たり前」「子どもがいるのに大変だね」と、外からは簡単に言われることもあるでしょう。

しかし、その大変さは、実際に経験している本人にしか分かりません。


例えば、私の近所に住むご家庭のことです。

  • お母さん:公務員(通勤片道50分)
    朝7時出発、帰宅は平均19時半。
  • お父さん:正社員(通勤片道60分)
    朝6時半出発、帰宅は平均19時。
  • お子さん:女の子一人(現在10歳)

こちらのご家庭では、小学1年生より、学童から17時半に帰宅し、19時までの1時間半をたったひとりで過ごしていました。


祖父母は車で1時間以上離れており、週に1回ほどのフォローが限界。
“小さな子どもが家で一人”という状況が続いていました。

 


 

幼い心が抱える不安と孤独

ある日の夕方、その子が怖くて泣きながら私の家に駆け込んできたことがありました。
まだ6歳。
夕方の暗闇に一人で過ごすのは、とても心細かったのでしょう。

「お母さんはいつ帰ってくるの?」
「誰もいないのが怖い…」

小さな声で震えながら話す様子に、私の胸は痛みました。

幸い、私は在宅業務でしたので、その日以来、4年生になるまでの間、週に2〜3回、私の家は“第二の学童”となりました。


宿題を一緒にやったり、おやつを食べながら今日の出来事を聞いたりするうちに、その子の笑顔が少しずつ戻っていくのを感じました。

 



頑張る親御さんの努力と葛藤

一方で、その子の親御さんは、毎日LINEで子どもの帰宅を確認しながら、
緊張感を持って業務を進める日々が続いていました。

  • 「ちゃんと家に着いているかな?」
  • 「鍵は忘れていないだろうか?」
  • 「何かあったらどうしよう…」

そんな不安を抱えながら、目の前の仕事に集中しなければならないのです。
たまに子どもが帰宅後すぐ寝てしまい、連絡が取れないときは、
「もし何かあったら…」と、心配で胸が張り裂けそうになるとも言っていました。

その度に、私に連絡が入り、私は家を覗きに行き、
「大丈夫、寝ていただけだよ」と報告する。
親御さんは、ホッと胸をなでおろし、また仕事に戻っていきます。

「子どものために、仕事を辞めるべきか…」
そんな葛藤を何度も何度も抱えながら強く、必死に、日々を乗り越えているのです。



子育てと仕事の両立には、覚悟と工夫が必要

このように、子育てと仕事を両立するには、

  • 頼れる人がいること
  • 時間管理と工夫が必要なこと
  • 体力と精神力が求められること

並々ならぬ覚悟と努力が必要です。
「公務員はいいな」「一流企業に復帰できて羨ましい」
そんな言葉が時々聞こえてきますが、結婚前から仕事の性質を理解し、それを理解をしてくれるパートナーを選び、長期的な計画を立て、努力し続けているのです。


 

子育てを優先したお母さんへ贈るエール

一方で、
「結婚退社して子育てを選んだ私は、どうしたらいいの?」
そう思う方もいるでしょう。

私は、子育てには愛情をたっぷりと時間のある限り注いでほしいと思っています。
子どもたちは、これからたくさんの人間関係や悩みに直面していきます。
そんなとき、

  • いつでも心はそばにいる安心感
  • 家族だけはいつでも味方でいてくれるという信頼

これらが、子どもにとって何よりの支えとなります。

お母さんの心の余裕から生まれる優しさこそが、子どもにとって最も大切な愛情です。


 

働き方はひとつじゃない

正社員や公務員として働く方を、私は心から尊敬しています。
しかし、それが全てではないと思っています。

  • 子育てを優先する働き方
  • 子どものペースに合わせた生き方

そんな選択も、立派で素敵な生き方です。
高収入がすごいわけではなく、子どもが「応援したい!」と思えるお母さんであること。

それこそが、何より大切なことではないでしょうか。



最後に

人それぞれ、環境も状況も異なります。
子どもたちに誇れる仕事を選ぶことも素敵ですが、愛情を注ぎ、そばにいてあげられる時間もまた、かけがえのないものです。

頑張るすべてのお母さん、お父さん。
あなたの道で、あなたらしく輝いてくださいね。